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株式会社 神明アグリイノベーション

耕すフィールド。父と共に描く未来(前編)

「実家は幸手で農業をしています。ずっとサッカーをしていましたが、実家を継ぐというのは考えてなくて、農業する気になったのは最近かもしれないです。実家では近場だけではなくて、結構いろいろなところから委託を受けていて、そうすると父親だけでは厳しくなるだろうと。」プロを夢見て続けてきたサッカーから離れ、志したのは生まれたときからずっと側にあった農業の道。サッカーで鍛えた自慢の肉体で若者が思い描く未来像とは。

以前にもっていた農業へのイメージは

自由そう、というのはありました。側から父親の姿を見ているだけでしたが、やっぱり自分なりにできそうと感じていました。実際に関わるようになると思っていたよりも、さらに自由だなと感じます。あとはめちゃくちゃやりがいがあります。自分でしっかりと見て、手をかけてあげないと成長しない。手間をかければかけるほどよい作物や田んぼができますよね。いい田んぼというのは見ていて綺麗ですし、よくない田んぼはもう見た目が悪い。綺麗な田んぼは見ていると気持ちいいですよね。

ゆくゆくはご実家を継ぐことになる

どうなんでしょう。親元就農なのか独自独立なのかは、まだわかりません。でもとりあえず米を中心に考えつつ、麦もやってみたいとは思っています。お米を作ったときの収入は大まかに年1回、年末などにどーんとはいってくる。それでもいいんですけど、肥料や材料費とか経費が高くなってきている中では割りに合わなくなっちゃってます。そういうことも財政状況を改善していく上で、他の作物もやった方がいいのかなと感じています。

麦を作ることだったり経営面も含めて、神明アグリイノベーションで教わって感じたところですか

神明アグリイノベーションで教わっていることもそうですけど、実際に農業を体験してみて、やってみたいと考えたところも大きいです。父親はこれまで独学で農業をやってきてましたから、あまり詳しいことは教えてもらってないんです。間違ったことを教えてしまうとよくないからって。神明さんのところでちゃんとした農業を教わってこいと。

農業を始めるにあたって研修先の候補は

実は他にもいくつか検討していました。ですが、やっぱり大手のお米卸である神明さんが大きく関わっていることが決め手です。そういうところであれば、今後につながるツテもたくさんできる。人脈は大事じゃないですか。今もいろんな人と会ったりして人脈が広がっている実感がありますし、縁は大事にしたいです。ただ人の名前を覚えるのが苦手なので、苦労してます(笑)。農業はやっぱり楽しいですし一緒に作業すると、いろんな話ができて打ち解けるのも早いです。

ずっと強豪でサッカーをされていたと聞きました

そんなに上手いというわけではないです。大学は強豪校でしたがトップチームが強いだけで、僕はトップチームではないですから。部員は全体で300人くらい、それが6〜7チームに分かれて練習していました。上手いヤツは多かったですね。強い高校から来た人やユースからプロに上がれなかった人がいっぱい来ています。チームが同じにならないと1回も喋ったことがないという人もいましたし、監督はトップチームの部員すら覚えてないときがありました(笑)。プロを目指してはいましたが、以前に大きな怪我をしたこともありましたし、指導で怒られたりとか人間関係とかも重なって、肉体的にもメンタル的にもボロボロになってしまって。なんかもう本当に、やってる意味あるのかな?って考えてしまったんです。

後編 へ続く →

耕すフィールド。父と共に描く未来。(前編) 耕すフィールド。父と共に描く未来。(後編)

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